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CHANGCHUN CITY
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南部中心地区白黒に緑
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CHANGCHUN CITY

 

2004年1月

 

First Prize collaborated with

Nihon Sekkei & Wright Design.

 

最優秀賞を受賞しました。

(日本設計、ライト設計と共同)

 

長春は戦前、新京と呼ばれた満州国の首都である。当時日本が都市計画を行い、いまも当時の道路や建物が利用されているが、急成長に伴い、新都心をつくることになり国際コンペが開催された。中国やアメリカからのチームが参加していたが、我々は日本設計、莱特設計と組み「流緑都市」と題した案を提出、最優秀賞を取った。

 

  敷地面積は55平方キロメートルという途方も無い広さだったが、実際に見学に行ってみると、見渡す限り草原と畑がつづく平坦な場所で、地平線は霞み、どこまでが敷地やも知れなかった。春から夏は花が咲き乱れるそうだが、冬は極寒の厳しい気候であった。 敷地全体にS字を描く緑地帯をつくり、その中をさらにエリア分けして文化や医療、スポーツなどの各ゾーンを形成しつつ、新都心の背骨とするのが提案の幹である。さらにその周囲を商業や産業の地域として計画し、市役所や新都心の中心街も緑地帯と絡めながらデザインしていった。環境を配慮したエネルギーシステムの提案も盛り込んでいる。また、日本でつくって運び込んだ巨大な模型や、ビデオのプレゼンテーションが美しかったのも、勝因だと思う。

 

最優秀賞をとったもののその後の契約は難航し、止まったといったほうが正しいが、中国側では着々と工事が進んでいるようである。

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